【医療過誤】去勢手術でブロンクス死亡。簡単な手術と言われたのに、どうして?

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今日はブロンクスの誕生日。

生きてたら10歳。

思い出の場所は涙が止まらないから、ずっと避けてきました。

でも節目の年だし、パパと2人で頑張ってみようかって。

それで今日、思い出の川へ行ってきました。

今回は医療過誤で愛犬を亡くした@bronx_weimさんへ心境を聞いた。

さかのぼること3年。

当時6歳だったワイマラナーのブロンクスがこの世を去った。

獣医から「簡単な手術」と告げられた去勢手術で死亡。

家族はまだ悲しみの中から抜け出せずにいる。

ある日突然、家族が亡くなってしまったら?ブロンクスの死を通して考える。

目次

ブロンクスが亡くなるまでの経緯

手術の内容と行った経緯

2018年に陰嚢(いんのう)にデキモノが見つかり病院へ通う。

応急処置を繰り返していたが、2019年2月にデキモノの摘出と去勢手術を勧められた。

病気は緊急性を伴わず、去勢手術も将来的なリスク軽減のために行うもの。

当時の獣医師からは

10〜15分で終わる簡単な手術で、様々な病気を防げます

そう言われたという。

この時、麻酔のリスク説明と承諾書なし。

当時を振り返っての後悔

  • 簡単な手術と言われ納得したこと
  • リスク説明もできない無責任な病院を選んだこと
  • 知識がなく深く追求できなかったこと

今となれば踏みとどまれることも、当時は知らなかった。

簡単な手術と言われ、将来的な病気を未然に防げるならと考えた。

病気を防ぐ手術で亡くなる想像が出来なかった」とブロンクスママは答えた。

死因は心臓負担が原因か

病院に預けた後のブロンクスの様子

  • 30~40分鳴き続けていた
  • 後追いをしてワンワンと暴れた
  • 2回鎮静剤を打つ

落ち着かないブロンクスに2回鎮静剤を打つ。

その後手術を行うと、術後に急変し心配が停止してしまう。

手術時間にして、わずか13分の出来事だった。

術前検査も異常なしと言われたのに、なぜ……。

緊急性がないのに強行した理由は?

ブロンクスは当時6歳の大型犬。

大型犬のシニア期は8歳からと言われるが、

麻酔に十分気を付けたい年齢である。

またブロンクスは心雑音が確認された過去がある。

持病を抱えている犬は特に麻酔による危険性が高くなる(*)ことから、

十分な検査と当日の健康状態の確認は細心の注意が必要だった。

手術を急いだ理由が気になる。

(*)犬の麻酔は何歳まで大丈夫?老犬に麻酔をするリスクとは

急がない手術だからこそ、後日提案をして欲しかった。

ブロンクスママはそう語っていた。

事故の詳細はインスタから

家族と動物病院は様々なやり取りが発生している。

詳しく書けないことも多いため詳細は省略させて頂く。

事故や裁判についてはこちらから読めます

生きていたら10歳、節目の誕生日を迎えて

ブロンクスが生きていたら今年で10歳。

現在の心境を聞いてみた。

当時を振り返って

ブロンクスを病院に送って、変わり果てた姿で帰ってきた。

あの日からもう3年が経過していました。

おうちで待ってるからね

元気いっぱいだったし、当然帰ってくると思っていたのに。

数時間後に動かなくなったブロンクスを抱いて取り乱すことしか出来ませんでした。

何故ブロンクスは死ななくてはいけなかったのか。

時間を巻き戻せるなら、巻き戻したい……!!

一生消えない後悔を抱えて生きています。

思い出の川を見ると苦しい

5月26日が誕生日です。

生きていたら10歳の年齢でした。

誕生日は、ブロも私もパパも朝から楽しみの1日で!

朝からお誕生日のご馳走を作って、

川とか一緒に出掛けたりして。

パパも仕事を休んで一緒に出掛けるから、

ブロンクスにとってママとパパを独り占めできる日でした。

亡くなってからは思い出の場所へ行けなくなっていましたね。

特にブロンクスが大好きだった川には思い出がありすぎて。

堤防近くになると、鼻を鳴らしてソワソワ始まり大喜びしたり。

そんな姿が見えてくるようで……。

一度だけ、亡くなった年に川へ行きました。

パパと二人で、ブロンクスの遺骨をもって。

どこを見ても笑顔で走り回るブロンクスが脳裏に浮かんで苦しかったです。

いつもは泣かないパパも、隣で静かに涙を流していました。

その日から、川がタブーになったように思えます。

楽しかった思い出もツラく感じてしまって……。

何も言わないけど、パパも同じだったんじゃないかと思います。

10歳の誕生日に川へ行く

お誕生日は朝から皆楽しそうだったから、3年経ってもまだ寂しいです。

習慣も中々抜けないのはパパも同じだったようで、仕事を休んでいました。

10歳は節目の年だし、ちょうど2人揃ったので……。

ブロンクスが生きてる頃のように、川へ行こうかって話が出ました。

ゆっくり、歩いては止まって。歩いては止まって。

「景色かわったなぁ、お前わかるか?

静かにそう呟いていました。

川が近づいてくると、胸が苦しくなりました。

遺骨じゃなくて、生きたブロンクスと来たかった。

そう思ってしまって、涙を止めることも出来なくて。

ここでよく走ってました。

こうやっていつも少し後ろから写真撮ってたんですよ。

脳裏にパパとブロンクスが並ぶ姿が浮かんで、また涙が止まらなくて。

パパは着丈に振舞っていましたが、心の中は号泣だったんじゃないかな。

お誕生日のブロンクスくんへ一言

ママさんからの言葉

ブロ、お誕生日おめでとう!

虹の橋には慣れたかな?

お友達たくさんできたかな?

ブロを思い出す時は、ちぎれんばかりの尻尾振って満面の笑みで

純粋無垢の眼差しでママを見つめてくれるブロが脳裏に浮かぶよ。

お腹いっぱいご飯食べて好きなだけ走り回って

大好きな仲間と共にねんねして…

いつかまた会える日まで💕

ママより

パパさんからの言葉

お誕生日おめでとう!

いつまでもお別れしたそのまんまのブロでいるんやろな。

もっと一緒に遊びたかったなぁ。

パパより

動物医療過誤について考える

人間が行うことには必ず失敗がある。

麻酔や手術だけが原因でなく、様々な理由で亡くなることは防げない。

しかし「簡単な手術」と言われ、麻酔にリスクがないと思っていたら?

誰が死んでしまうと想像できるのだろうか?

死なないと思っていた手術で亡くなれば、納得はできない。

説明がない=悪い病院とは限らない

例えば生死を分ける手術を行うとする。

この時に覚悟さえ決まっていれば麻酔のリスク説明がなくても、

手術を行う人が大半だろう。

この時亡くなっても「病院が悪い」とは感じにくい。

したがって説明がないから悪い獣医とも言い切れない。

不要な心配をさせまいと説明を選んで伝える病院もあれば、

飼い主が納得するまで説明を行う病院もある。

病院の方針によって異なるため、手術を頼む側は獣医を信頼するしか方法がない。

動物医療過誤の件数が気になる

第201回国会(常会)質問主意書

「ここ数年、獣医療過誤の裁判は増え、裁判所が認める飼い主の慰謝料の額も増加している傾向がある」ことに対し、「第4 訴訟が起きる原因」に、医療ミスの原因として、獣医師の勉強不足、実力不足、注意力不足などが挙げられる他、飼い主の同意なくして行う過剰診療、無断手術、さらに、治療方針などについての説明不足が挙げられ、獣医師を監督する組織の不十分さが挙げられている。

獣医療関係者と飼い主との間のトラブルに関する質問主意書

第201回国会(常会)答弁書

政府としては、御指摘の「獣医師による医療過誤及び医療機関への訴訟」が「年々増え続けている」とは認識していないが、いずれにしても、飼育動物の診療上必要な獣医学並びに獣医師として必要な公衆衛生に関する知識及び技能について行う獣医師国家試験により、獣医師が行う獣医療について一定の水準は維持されているものと考えている。

獣医療関係者と飼い主との間のトラブルに関する答弁書

令和2年6月時点、政府としては獣医療について特別問題視していないことが分かる。

ブロンクスママより

動物医療過誤の裁判は、

(内容にもよる)事件名は損害賠償請求事件として上がります。

動物医療過誤として上がってきません。

裁判所も動物医療過誤の部署もないためどこに当たるかわからない。

犬がモノ扱いなだけに、動物医療過誤訴訟は雑に扱われてると痛感します。

政府は獣医療過誤の裁判は増えていない認識だが、数値化されたものが見てみたい。

相談窓口が現状ない

獣医療過誤や獣医に関する問題が発生した時、相談する窓口がない。

専門的な知識を要する動物医療について素人判断は難しい。

飼い主(弁護士)が相談できる窓口として日本獣医師会内に委員会の設置など、

相談窓口があるといいと実感した。

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コメント

コメント一覧 (4件)

  •  この記事とInstagramの今日のブロンクスくん @bronx_weim の記事を読んで、ただ我が子を亡くすだけでも心を痛めるのに、その心を踏みにじられるような思いを、何故しなくてはならないのか。とても不条理を感じました。

     二度とこんな思いをする方が出ないように、自分たちにできる事を、少しずつやって行かなければならないと思っています。

     ブロンクスくんの誕生日である今日、Dogmentary さんがこの記事を上げて下さったのは、天国のブロンクスくんが私たちを繋げてくれたんだと思いました。

    • たくさんの壁がありすぎて納得のいかないことだらけです。
      いつもブロくんママのInstagramを見て悔しい気持ちでした。
      今回の事でたくさんの人たちに届きますように。

  • 私も昨年、7ヶ月のマルチーズの女のコを避妊手術で亡くしました。
    Instagramを始めたばかりで悲しみのどん底にいるときにブロンクスくんのママさんに出会いました。
    そして、世の中には動物の医療過誤で苦しんでる方がたくさんいるのに、法律や色々な壁があり亡くした側の家族の気持ちが置き去りになる現実を知りました。

    今回ドグメンタリーさんに取り上げていただけたことは、ブロくんからのパパさんママさんへのプレゼントだと思います。

    記事をたくさんの人に読んでいただき、悲しい想いをする人が少しでも減る世の中になってくれることを望みます。

    • 私もこれはブロンクスくんからの、プレゼントだと思うんです。dogmentary さんが取り上げてくれたこの火を消さないようにしたいです。

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