2021年2月18日(木)、ラジオ関西「Monetの流れ星への願い」へドグメンタリー編集長の鈴木がラジオ出演した。
第二のシャロンを生み出すような日本ではいけない———。
シャロンはドグメンタリー編集長の愛犬だ。保護犬(元繁殖犬)で2020年6月に闘病の末、虹の橋を渡った。推定年齢11才。彼女の死をきっかけにドグメンタリーは誕生した。
歌手として活動するMonet(モネ)氏と共にドグメンタリー誕生から活動内容を時間の許す限り語りつくしたラジオ内容は下記Youtubeより聞ける。
Monetの「流れ星への願い」では動物愛護について学べる

虐待や殺処分されてしまう犬・猫を救いたい――。歌手として活動するMonet(モネ)さんが、いま、音楽やラジオ番組を通じて、動物愛護の啓発活動を行っている。 動物愛護といっても活動は多岐にわたる。Monetさんは、「殺処分ゼロ・動物愛護法改正・アニマルポリスの設置」を目指し、行き場を失った犬、猫を保護、引き取りして、新しい家族が見つかるまで一緒に暮らしている。Monetさんは彼らを「子どもたち」と愛でる。 保護された「子どもたち」が、行き場を失った理由は様々だ。特に虐待を受けた彼らは、人間不信に陥り、そのままでは新たに飼うことが難しい状況だという。 Monetさんは、そんな「子どもたち」を、新しい家族(飼い主)のもとへ届け続けている。 ただし、それは簡単なことではない。まず人間不信を取り除き、心を開かせる。そうすることによって、しつけなども簡単にコミュニケーションがとれるそうだ。その後、里親を探すのだが、誰にでも譲渡するわけではない。「子どもたち」と最後まで責任を持って暮らしてくれる家族と何度も話し合い、譲渡を決める。「子どもたち」の幸せが第一と考える。 “殺処分ゼロ”、“アニマルポリス設置”、“動物虐待は犯罪”……、これらのキーワードがMonetさんを突き動かす。 Monetさんは、これらの啓発活動のために「一般社団法人ANRI(アンリ)」を立ち上げ、代表もつとめる。また、パーソナリティーを務めるラジオ番組や、自らが歌い上げる楽曲、今春に発売予定の絵本などを通して、動物愛護の重要性を訴えている。 「歌手という広告塔となり、啓発活動をすることが、私の使命」というMonetさん。「犬や猫を飼いたいと思ったら、ペットショップに行く前に、保護された『子どもたち』の譲渡会に一度足を運んでほしい。きっと素晴らしい出会いがあるかもしれない」と呼びかけていた。
ラジトピ ラジオ関西トピックスより
「Monetの流れ星への願い」でメインパーソナリティーを務めるMonet氏は、自らが広告塔になりテレビやラジオを通じて「殺処分ゼロ」に向けて今出来ることを伝えていく。
動物愛護活動とは何か“そもそも”知らない人でもMonet氏が分かりやすく説明してくれるから、肩の力を抜いてリラックスしながら番組に耳を傾けられる。
これなら私にも出来そうだ!
小さな気付きを与えてくれたり、我々が知らない動物愛護活動の苦労や現実を知るきっかけに繋がるだろう。何か始めたい、でも何をしていいか分からない。
そんな方は是非一度、Monetの流れ星への願いを聞いて欲しい。
Monetの「流れ星への願い」
ラジオ関西(AM558・FM91.1)
※radikoで視聴可能(無料聴取が可能なエリア 兵庫県・ 大阪府・京都府)
2021年2月18日放送内容について
ドグメンタリー編集長の「鈴木」が、Monet氏と計30分のラジオ番組内で話した内容を詳しく説明していく。
ドグメンタリー誕生の理由

ドグメンタリーを始めたきっかけは、愛犬シャロンの死を経験したことから。シャロンと共に過ごせた時間はわずかの4年。推定年齢7才で家族になった彼女は亡くなるまで体調が落ち着く日はなかった。
———元繁殖犬でお世辞にも良い環境で過ごせたとはいえない体調で、至るところがボロボロだった。病気がちで毎週のように病院へ通い、日に日に痩せていくシャロンを見ながら考えされられる日々を過ごしてきた。
うちに来たからには天寿をまっとうさせるんだ!
そう思っていたのに。ある日突然体調が悪化し、心の準備をする間もなくシャロンは虹の橋へ渡った———。
あまりにあっけなく逝くものだから、悲しさよりも先にどこにもぶつけられない怒りが心の奥底から湧いてきた。
栄養のある食事を食べさせられていたら?十分な運動をさせることが出来ていたら?無理のない範囲での出産経験だけだったら?病気をもっと早い段階でケアしていれば———。
今思い出しても悔しい。
シャロンに出会う前までは、世の中にこんな悲しい過去を持つ犬がいるなんて信じられなかった。
無知こそが最大の罪だ
知らなかったからじゃ済まされない。
———知ったからには「何もしない」は選択肢にない。
第二のシャロンを生み出すような日本ではいけない。私が出来ることは何かを考えた時、ライター歴が長かったことから筆を執ろうと動物愛護Webメディアサイトを立ち上げた。
Monet氏との出会い

Monet氏との出会いはティファニーママからの紹介だった。

兵庫県宝塚市のトリミングサロンでプードル犬のティファニーちゃんが喉を切られ亡くなる事故があった。この時ドグメンタリーで記事を書き、その後も縁が続いている。
この事故から月日が経ち、ティファニーママが新しい家族として保護犬を迎えた。その時の団体がMonet氏が代表を務める「一般社団法人ANRI」であった。
———ANRIは「殺処分ゼロ・動物愛護法改正・アニマルポリスの設置」を目指し、行き場の失った犬や猫たちを保護。完全飼育の元、幸せを約束できる里親が見つかるまで探し続ける。
愛護団体でも押し付け合うボロボロな子から保護をし、看取りボランティアも覚悟の上で引き取るその熱意に感動し取材をさせて頂いた経緯がある。

一般社団法人ANRIの活動は上記記事で詳しくまとめてあるので、興味を持った方は是非読んで欲しい。
保護犬だからこその“醍醐味”がある!
ペットショップからの家族選びが一般的だが、保護犬が選択肢の一つとして当たり前の日本になって欲しい。
子犬を選べば成長過程を見れる楽しさがあるが、成犬の保護犬だからこその“醍醐味”も存在する。
(個体差もあるが)少しずつ心を開いていく様を目にした時、この上ない幸せを肌で感じられると思う。このような経験が出来るのは保護犬ならではだ。
また、成犬は子犬と違い落ち着いている。年配者が家族として迎え入れるには子犬よりも扱いやすい場合もあり、保護犬には保護犬の良さがある。
保護犬にも日常を。
ペットショップに足を運ぶように、保護団体で里親を探す方法も当たり前の感覚になる日が、一日でも早く来ることを願って。
殺処分ゼロに向けて具体的な活動内容
ドグメンタリーの考える殺処分ゼロについての活動は下記にまとめている。

主な活動内容
- 犬や猫を中心としたペット関連の情報発信
- SNSを利用した拡散やポスト作成の協力
- マスコミ関係者への情報提供
「殺処分ゼロ」は山で言うと頂上レベルの目標で、まだまだ頂上を目指すには難しいと考えている。そのことから、一見小さな問題に見える内容も拾い上げ、地道に解決を目指す———。
具体的には日本の動物福祉基準を高める活動に力を入れている。
この繰り返しが人々の認識を変え、最終的には「頑張らなくても」一人一人が犬や猫の幸せを考えられる=自然に殺処分ゼロに近づくと考えての行動だ。
相談内容について
犬や猫に関する質問や相談は可能な限り受けるようにしている。
相談はLINEから可能(LINEがない場合は連絡フォームからメールも可能)。些細なことでも何かあれば連絡してほしい。
Monet氏とドグメンタリーは利用しているツール(歌と筆)は違えど活動方法は類似している。同じ方向を向いていることから、これからも力を合わせて一匹でも多くの犬や猫を救えるようにしていきたい。


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