2016年4月23日。保護犬カフェ(千葉県印西店)で、当時7歳(推定2009年生まれ)のミニチュアダックスフンドを家族に迎え入れました。
名前はシャロン。性格は甘えん坊のヤキモチ焼き。小柄で可愛い女の子でした。
今回は、保護犬カフェ印西店でシャロンを家族に迎え入れるまでの経緯をお話したいと思います。
保護犬カフェって?

保護犬カフェに行った理由
保護犬を引き取りたい!そう思いネットで調べると、こんなにも沢山の場所で里親を募集していることを知りました。
- 保健所
- NPO団体
- 地域ボランティア
- アプリ(ジモティーやペットのおうち)
- SNS(ツイッターやインスタ等)
- 友人や知り合いからの伝手
最初はジモティーから地元近くで里親を希望している方へ連絡していました。問い合わせが殺到しているのか3人に連絡しても、誰一人として連絡が来ませんでした。
その後、とあるサイトで掲載されていた1匹のダックス「ルナちゃん」と出会います。この子が私を保護犬カフェと、シャロンとの縁を繋いでくれたワンちゃんでした。
ルナはもういない…だけど店長に会ってみたい!
私がサイトの掲載を見て連絡をした時に対応してくれた方が、保護犬カフェ印西店の店長さんでした。とても親切丁寧な方で、メールでも人柄が伝わってくるような温かさ。
ルナちゃんを引き取りたい旨お伝えすると、店長さんが家族に迎え入れたとのこと。…そして、悲しいことに1ヶ月前に亡くなったことを告げられました。

…もしかしてルナちゃんは店長さんとの縁を繋いでくれたんじゃ…?
私は何かと「縁」を大切にするタチです。
店長さんからメールを貰って1週間。何かと思い出すルナちゃんとたった数回のやり取りから感じた店長さんの温かさ。ルナちゃんがいないと分かっていても気になってしょうがなかったです。

家から印西店までは40kmあるけど、一度行ってみようかな
これが私が保護犬カフェに行くきっかけとなった出来事です。(店長さんは思った通りの優しい人で同い年ということもあり今ではお友達に!)
理想と現実のギャップ!保護犬カフェに行って良かった!

テレビを見て、悲しい思いをしている犬猫が日本に多く存在することを知った当時27歳の私は、

犬を飼うなら保護犬!
なんて息巻いていましたが…保護犬カフェに行った時、一番最初はワンちゃんたちの見た目と臭いでショックを受けました。
- 汚い
- 臭い
- 病気
三拍子揃ったワンちゃんたちがゾロゾロ。

可愛い…けど…クサイ…
保護犬カフェにはブリーダーが捨てた子が多く(当時)、栄養状態が悪い中何度も子供を産まされた為、歯からカルシウムが取られ歯周病になっているメス犬が沢山いました。口がとにかく臭い。
喉は切られ(うるさいから声帯を切られていた)、お乳は垂れ、ヘルニア等の病気のまま放置された子が多く、健康な犬は見た限りいない。保護犬カフェのスタッフさんがキレイにしてくれていても臭くて…見た目もちょっと…

保護犬を飼うのは簡単なことじゃない…
ペットショップに並んだ犬や猫しか見たことのなかった私にとっては、保護犬の里親になる…その決意を揺るがす程のショッキングな現実でした。

どうしよう…私には保護犬を飼う決意も足りなければ勇気もない…
保護犬は過去の出来事から心に傷を負った子も多い。そのためか、ニオイや見た目を気にせず愛すことが出来る旦那と違い、怖気づいてる私には犬が心を開いてくれるはずもなく。

やっぱり犬も分かるんだな~…私じゃダメなんだな~
そう思ってボーっと旦那に群がるワンちゃん達を見ていたら、トコトコとたった1匹だけ傍に来てくれた犬がいました。それが後に家族となる「シャロン」でした。

全ては縁!シャロンを幸せにする覚悟が出来た!
繰り返しになりますが、うちから印西店まで約40kmあります。車で向かうと片道2時間。往復で4時間なので保護犬カフェに行くと丸々1日が潰れます。道が混むと帰りは夜遅くなったりしてちょっとしたプチ旅行(笑)
それでも私たちは、朝早くに起きて何度も保護犬カフェに通いました。
私は頭の片隅でシャロンが気になりつつも、シャロンの酷い歯周病や皮膚病・ビビりで人見知りな性格と…この子をどんな時でも愛せるか不安で引き取る勇気が出ませんでした。
でも保護犬を引き取りたい気持ちは変わらない。飼うか飼わないかハッキリさせたくて、自分が納得いくまで通いました。
一般的な里親募集と違い、保護犬カフェではワンちゃんと触れ合うことが出来ます。私のように「保護犬を飼いたい!」と思っていても、飼ったことがない方は一度足を運んでみると良いでしょう。
理想と現実の違いを肌で感じられますし、犬を飼う決心が付くまでジックリ悩むことや引き取りたい子との相性を確認することが出来ます。
保護犬を飼う決意も固まった時、旦那が一言。
俺、のっぺが良いなぁ…
シャロンより少し骨格の良いMダックス。おっとりした性格でシャロンとは違う可愛さのある子でした。
私はシャロンしか興味がなかったけど、2人で飼う犬なので印西店へ連絡するとのっぺは面談の予定があり家族が決まりそうとのこと。そして、連絡した日のうちに引き取られていきました。
- ルナが店長(印西店)と繋いでくれた縁
- 私の元に1匹しか来なかったシャロン
- 里親になる決意をした矢先引き取られたのっぺ
- 印西店にはシャロンがまだいる…
この時、シャロンの歯周病や皮膚病に対する悩みが些細なことに感じられたし、この先どんな病気になるかも分からないけど、うちに来る子はこの子しかいないんじゃ?そう思いシャロンを迎えに行きました。
契約の話をするために、たった1人で電車を乗り継ぎシャロンに会いに行った時も…シャロンはニコニコした笑顔で私を見てくれていて、

やっぱりこの子しかいない!
そう思ったのを今でも昨日のことのように思い出します。
シャロちゃん!一緒にお家に帰ろう!
契約を終えて、シャロンにリードを付けて車を停めている駐車場まで歩く。お家に帰るようにスタスタと…違和感なく歩く姿を見て、シャロンが自ら行きたいと思ったお家を選んだんじゃないかと思ったのを覚えています。
そう思ったら、愛おしくなって、余計に何が何でもこの子を幸せにしよう!シャロンが世界一幸せの犬になるように、愛でたっぷり満たしてあげるんだ!そう思いました。
車の中でもシャロンはお利口さん。車酔いもなくニコニコ笑顔でうちに来ました!

シャロちゃん、これからよろしくね!!
「Mダックスのシャロンを家族に迎え入れた話(第二話)」につづく・・・
次回の予定
- 家に来たばかりのシャロンの様子
- シャロンが環境に慣れるまで
- しつけ問題はどうだった!?
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